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基礎のひび割れはどこまで危険?幅や形でわかるチェックポイント

10 時間前
読了時間: 6分

家の基礎を見たときに、細いひび割れを見つけて不安になったことはありませんか?

住宅の基礎にできるひび割れはクラックとも呼ばれ、コンクリートの乾燥などによって発生する細いものから、建物の動きや地盤の影響が疑われるものまであります。

ひび割れを確認するときのひとつの目安となるのが、幅0.3mmです。

ただし、ひび割れの危険度は幅だけでは判断できません。深さや方向、発生している場所、周囲の状態なども確認することが大切です。

今回は、基礎のひび割れを見つけたときに確認したいポイントや、注意が必要な症状について解説します。



基礎にひび割れができる原因

住宅の基礎はコンクリートでつくられています。

コンクリートは非常に強度の高い材料ですが、乾燥や温度変化などによって収縮する性質があり、細かなひび割れが発生することがあります。

主な原因には、次のようなものがあります。

・コンクリートの乾燥収縮

・気温や湿度の変化

・地震による建物の揺れ

・建物から基礎へかかる荷重

・地盤の沈下や不同沈下

・施工時のコンクリートの状態

ひび割れがあるからといって、すべてが建物の構造に影響するわけではありません。

まずは、ひび割れの幅や深さ、形などを確認しましょう。



幅0.3mm未満のヘアークラック

幅0.3mm未満、深さ4mm未満程度の非常に細いひび割れは、一般的にヘアークラックと呼ばれます。

髪の毛のように細く、コンクリートの乾燥収縮や表面の仕上げ材に発生していることがあります。

この程度のひび割れであれば、直ちに建物の構造に大きな問題があるとは限りません。

ただし、その後も状態を確認することが大切です。

・ひび割れの幅が広がっていないか

・ひび割れが長くなっていないか

・新しいひび割れが増えていないか

・周辺にサビや剥がれが発生していないか

以前より大きくなっている場合は、専門業者への相談を検討しましょう。



幅0.3mm以上のひび割れは注意

幅0.3mm以上のひび割れは、状態を詳しく確認したいサインです。

特に深さが4mm以上あるひび割れや、基礎の内部まで続いているように見えるものは注意が必要です。

ひび割れから雨水が入り込むと、内部の鉄筋まで水分が到達する可能性があります。

鉄筋がサビると膨張し、その力によって周囲のコンクリートを押し出し、ひび割れや剥離をさらに広げる原因になります。

幅0.3mmという数値だけで構造上の問題を判断することはできませんが、ひび割れが目立つ場合や深さがある場合は、早めに専門業者へ確認を依頼しましょう。



横方向や斜め方向のひび割れ

ひび割れの幅とあわせて確認したいのが、ひび割れが伸びている方向です。

基礎に横方向や斜め方向のひび割れが発生している場合は、建物にかかる力や地盤の動きなどが関係している可能性があります。


特に注意したいのが不同沈下です。

不同沈下とは、建物を支えている地盤が均等に沈まず、一部分だけが大きく沈む状態です。

不同沈下が発生すると建物や基礎に偏った力がかかり、斜め方向などにひび割れが発生することがあります。

基礎だけでなく、床の傾きやドア・窓の開閉不良なども発生している場合は、建物全体の状態を確認する必要があります。



同じ場所にひび割れが集中している

細いひび割れであっても、同じ場所に何本も集中している場合は注意しましょう。

また、基礎の上から下まで大きく縦断しているひび割れも、状態を確認したい症状です。

ひび割れを見るときは一本だけを確認するのではなく、基礎全体を見渡して発生している場所や本数を確認することが大切です。

家の角や玄関周辺など、特定の場所だけにひび割れが集中していないかもチェックしましょう。



茶色いサビやコンクリートの剥がれにも注意

ひび割れの周辺に茶色いシミが出ている場合は、内部の鉄筋がサビている可能性があります。

鉄筋がサビて膨張すると、周囲のコンクリートに圧力がかかり、表面が浮いたり剥がれたりすることがあります。

次のような症状がある場合は注意が必要です。

・ひび割れから茶色いシミが出ている

・コンクリートの表面が浮いている

・基礎の一部が剥がれている

・内部の鉄筋が見えている

・触るとコンクリートが崩れる部分がある

このような状態を放置すると、基礎内部の劣化が進行する可能性があります。

早めに専門業者へ相談し、原因や補修方法を確認しましょう。



基礎のひび割れを放置するとどうなる?

基礎のひび割れを長期間放置すると、状態によっては劣化が進行する可能性があります。


⚫︎ 雨水が入り込む

ひび割れが深いと、雨水が基礎内部へ入り込む原因になります。

水分が内部まで到達すると、鉄筋のサビやコンクリートの劣化につながる可能性があります。


⚫︎ 鉄筋のサビが進行する

基礎内部の鉄筋がサビると膨張し、周囲のコンクリートを内側から押す力が発生します。

その結果、ひび割れが広がったり、コンクリートが剥がれたりすることがあります。


⚫︎ 補修範囲が広がる

初期のひび割れであれば比較的小規模な補修で対応できる場合があります。

劣化が進行すると、ひび割れ部分だけではなく、周囲のコンクリートや鉄筋まで補修が必要になる可能性があります。

異変を見つけたら、そのままにせず状態を確認することが大切です。



基礎のひび割れを見つけたときのチェックポイント

基礎にひび割れを見つけたら、次のポイントを確認してみましょう。

・ひび割れの幅は0.3mm以上あるか

・ひび割れに深さがあるか

・横方向や斜め方向に伸びていないか

・基礎の上から下まで続いていないか

・同じ場所に複数のひび割れが集中していないか

・茶色いサビやシミが出ていないか

・コンクリートが浮いたり剥がれたりしていないか

・以前よりひび割れが広がっていないか

気になるひび割れを見つけた場合は、写真を撮っておくと変化を確認しやすくなります。

定期的に同じ場所を撮影しておけば、幅や長さが変化しているか比較できます。



まとめ

住宅の基礎にできるひび割れは、幅0.3mmが状態を確認するひとつの目安になります。

幅0.3mm未満の細いヘアークラックは、コンクリートの乾燥収縮や表面の仕上げ材に発生していることもあり、経過観察できる場合があります。

一方、幅0.3mm以上で深さのあるひび割れや、横方向・斜め方向に伸びるひび割れ、同じ場所に集中しているひび割れには注意が必要です。

茶色いサビやコンクリートの剥がれ、鉄筋の露出などが見られる場合も、早めに状態を確認しましょう。

基礎は建物全体を支える重要な部分です。ひび割れの状態を定期的に確認し、変化や気になる症状があれば専門業者へ相談することが大切です。


ISK工房では、住宅の基礎や外壁など、住まいの劣化に関するご相談や現地調査、お見積りを承っております。

基礎のひび割れや住宅の修繕をご希望の際は、お気軽にISK工房へご相談ください。


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