ランドリールームで家事をもっと快適に!失敗しない設計のポイント
- ISK 工房

- 10月3日
- 読了時間: 6分
更新日:11月4日

毎日の洗濯は、家事の中でも特に時間や体力を使う作業です。
洗濯機で洗うだけでなく、干す、乾燥させる、アイロンがけをする、そして収納する。
この一連の流れは思いのほか手間がかかります。
特に家族が多いご家庭や共働きのご家庭では、洗濯物の量が多かったり、どうしても時間に追われがちです。
そんな家事の負担を軽減してくれるのが「ランドリールーム」です。
ランドリールームは、洗濯に関する作業を一箇所にまとめることで、動線を短く、作業を効率的に行える空間です。
毎日の洗濯の手間が減るだけでなく、家全体の整理整頓や生活の流れもスムーズになり、家族の時間をより豊かにすることができます。

ランドリールームのメリット
1. 家事効率が格段にアップ
ランドリールームを設置すると、洗濯から乾燥、アイロンがけ、ものによっては収納までを一つの空間で完結できます。
移動の手間が減り、作業時間も短縮されるため、毎日の家事負担を大幅に軽減できます。
例えば、リビングで干してから別室で畳む……といった動線の往復がなくなるだけでも、1日あたり15〜20分の時間を節約できる場合があります。
特に共働きのご家庭や子育て中のご家庭では、家事時間を家族と過ごす時間に充てられる点が大きなメリットです。
2. 天候に左右されずに洗濯が可能
雨の日や花粉・黄砂の季節でも、室内で干せる専用スペースがあると安心です。
乾燥機を併用すれば、外干しよりも短時間で衣類を乾かせるため、平日でも洗濯物の時間を気にせず家事を進められます。
また、室内干し用の物干しラックや折りたたみ式ハンガーを活用すれば、干す場所を必要に応じて拡張でき、効率よく衣類を乾かせます。
3. 生活空間をすっきり整理
洗濯用品や掃除道具をランドリールームにまとめることで、リビングや寝室が散らからず、家全体を清潔に保つことができます。
例えば、洗剤や柔軟剤を引き出しにまとめ、洗濯ネットやハンガーを壁掛け収納にすると、必要な物がすぐ手に取れる状態になります。
見た目が整うだけでなく、物を探す手間も減るため、日々の生活が快適になります。
4. 衣類や家庭用品の管理がラクに
洗濯物の一時置き場やアイロン済みの衣類の収納スペースを考えて配置すれば、家族全員が使いやすい仕組みを作れます。
例えば、子どもが自分で衣類を取り出せる高さに収納棚を設けたり、ハンガー掛けやカゴを分類して置くことで、衣類の管理がスムーズになります。
また、掃除道具や季節用品も一箇所にまとめることで、家全体の整理整頓が楽になり、家事ストレスが減ります。

ランドリールーム設計のポイント
1. 収納は「使いやすさ」重視
洗剤や柔軟剤、洗濯ネットなどの小物は、取り出しやすく戻しやすい位置に配置することが重要です。
上棚・下棚・引き出しなどを組み合わせ、日常動線に沿った収納計画を立てましょう。
例えば、よく使う洗剤は手の届く位置に、たまに使う漂白剤や柔軟剤は上段に置くと効率的です。
また、ハンガーや洗濯ネット専用のフックを壁面に設置すると、スペースを有効活用することができます。
2. 適切な広さを確保
家族の人数や洗濯量に応じて、ランドリールームの広さを決めることが大切です。
狭すぎると作業が窮屈になりますし、広すぎると動線が長くなり効率が下がります。
洗濯機や乾燥機の前後に十分な作業スペースを確保し、洗濯物を干す・畳む・収納する動線をイメージして設計すると快適です。
アイロン台や作業台を置く場合は、作業のしやすさを優先して高さや配置を検討しましょう。
3. 湿気・換気対策
室内干しを快適に行うためには、換気扇や除湿機の設置が欠かせません。
湿気がこもるとカビや衣類の臭いの原因になるため、空気の流れを意識して配置しましょう。
窓がある場合は自然換気も活用でき、湿気がこもりにくくなります。
また、天井に換気用のファンや小型のサーキュレーターを取り付けると、乾きにくい厚手の衣類も効率的に乾かせます。
4. コンセントの配置
洗濯機・乾燥機・アイロンなど、電化製品を使う位置にコンセントを設置することが必要です。
延長コードに頼らず、必要な場所に十分な数を確保すると作業がスムーズになります。
特に乾燥機やスチーマー、アイロンなど複数の電化製品を同時に使用する場合は、十分なコンセント数と位置を事前に計画しておくことが重要です。
5. 将来のライフスタイルを見据える
子どもの成長や家族構成の変化に応じてランドリールームの使い方も変わります。
多目的に使える空間にしておくと、家族のライフスタイルが変わっても無理なく対応できます。
例えば、子どもが小さいうちはおむつや着替えの収納場所として活用し、成長後は趣味やアイロンがけ、衣類の管理スペースとして使う、といった柔軟な設計が可能です。
また、可動式の棚や折りたたみ式の作業台を取り入れると、用途に合わせて自由にレイアウトを変更できます。

あると便利な工夫
1. 折りたたみ式の物干しラック
使わないときはコンパクトに収納できるため、スペースを有効活用できます。
必要なときだけ広げて使えるため、洗濯物が多い日や大物を干す場合にだけ広げるという使い方ができます。
ラックの高さや幅を調整できるタイプを選べば、家族の衣類量に応じて柔軟に対応できます。
2. 作業台やカウンター
アイロンがけや畳む作業をスムーズに行える高さの台を設置すると便利です。
作業台を置くだけで、床に置いて作業する手間が省け、腰への負担も軽減されます。
収納付きのカウンターであれば、畳んだ衣類をすぐに仕舞えるため、作業効率がさらにアップします。
3. 衣類用フックやハンガー掛け
ランドリールーム内にフックやハンガー掛けを設置することで、洗濯物をすぐに干せたり、アイロン後の衣類をすぐに掛けて収納したりできます。
特に家族が多い場合は、洗濯物の種類や使用頻度に応じてフックを分類すると、家事の動線がぐっとスムーズになります。
4. 照明の工夫
作業スペースは明るく、収納スペースは間接照明などで見やすくすると作業がスムーズです。
自然光を取り入れられる窓がある場合は、昼間の作業も快適です。
LEDライトなど調光可能な照明を取り入れると、夜間でも目に優しく作業ができます。
まとめ
ランドリールームは、ただ洗濯物を置く場所ではなく、家事を効率的にこなすための重要な空間です。
収納のしやすさ、広さ、換気、コンセント配置、そして将来的な使い方までしっかり考慮することで、毎日の家事は格段にラクになり、家族全員が快適に過ごせる暮らしが実現できます。
さらに、折りたたみ式の物干しラックや作業台、フックや照明などの小さな工夫を積み重ねることで、使いやすさがさらに向上します。
もし「自宅に合ったランドリールームを作りたい」「家事効率をもっとアップさせたい」とお考えであれば、ISK工房でもランドリールームの設計・施工を承っております。
ライフスタイルや家族構成に合わせたプランをご提案できますので、ぜひお気軽にご相談ください。





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