築20年超えの家、劣化を感じる場所はどこ?長く住むために知っておきたいリアルな声
- ISK 工房

- 22 時間前
- 読了時間: 4分

せっかく建てたマイホーム。
できるだけ長く、快適に住み続けたいですよね。
ですが、どんなに大切に使っていても、20年という時間は確実に建物へ影響を与えます。
「どこが劣化しやすいのか」を事前に知っておくことで、
・初期コストをどこにかけるべきか
・住みながらできるメンテナンス
・将来のリフォーム資金の目安
を考えるヒントになります。
今回は、実際に築20年以上の戸建てに住まわれている方へインタビューし、多数意見・少数意見ともにまとめました。

築20年|劣化を感じたところ
⚫︎ 外壁
最も多かったのが「外壁」、特に北側です。
日当たりが悪く湿気がこもりやすいため、汚れやコケが建ててから数年で気になり始めたという声が多数ありました。
また、塗装仕上げの外壁は、色褪せが目立ちやすい傾向があります。
一方で、
・タイル張り部分はほとんど変化なし
・塗装ではない外壁材で、定期的に掃除をしているご家庭はきれいなまま
という声もありました。
素材選びとメンテナンス頻度の差が、そのまま20年後の見た目の差になっているようです。
⚫︎ 壁紙クロス
次に、壁紙クロスです。
・黄ばみ
・手垢や汚れ
・地震によるひび割れ
特に地震によるクロスのひび割れは「想定外だった」という声が印象的でした。
構造体に問題がなくても、クロスは伸縮しますし、汚れも蓄積されてしまいます。
これはある意味「消耗品」と考えるのが現実的かもしれません。
⚫︎ ドアのきしみ音
「キィキィ鳴るようになった」という声が複数ありました。
原因は丁番の摩耗や乾燥です。
注油や部品交換で改善することが多く、大きな工事にはなりません。
小さな不快感ですが、毎日の積み重ねなので意外とストレスになりますよね。
きしみ音が気になり始めたら、早めに対処しましょう。
⚫︎ 断熱性能
断熱性能に関しても声がありました。
・床が冷たい
・隙間風を感じる
20年前と現在では、断熱基準が大きく変わっています。
例えば日本では2025年から断熱等級4が最低基準になりました。
断熱性能は確実に進化しています。
当時は標準だった仕様が、今では物足りなく感じるケースも少なくありません。
⚫︎ 床の劣化
一部が「ペコペコする」「フカフカする」という声がありました。
これは下地の劣化や湿気による腐食の可能性があります。
放置すると範囲が広がり、大規模修繕になるケースも。
床は「違和感を感じたら早めに点検」が鉄則です。
⚫︎ デザインの古さ
少数意見ですが印象的だったのがこちらです。
「性能ではなく、デザインが古く感じる」
20年前の流行色、建具デザイン、照明計画。
当時は最新でも、今見ると時代を感じることはあります。
これはある意味、建物の「文化的な年輪」です。

築20年経っても劣化を感じにくい部分
劣化を感じやすい部分がある一方で、実は感じにくい部分についても答えてくださった方が複数名いらっしゃいました。
意外にも多かったのが水まわりです。
・お風呂の浴槽
・洗面所の洗面ボウル
日常的に掃除をする場所だからこそ、きれいを維持しやすいのかもしれません。
適切なお手入れは、設備の寿命を確実に延ばします。
まとめ|20年後を見据えた家づくり
外壁や床のように、素材選びと早期対応が重要な部分。
クロスのようにある程度「消耗品」と割り切る部分。
断熱性能のように、時代とともに進化する分野。
20年経つと見えてくる部分が明確になったように思います。
「どこにお金をかけておいてよかった?」
「ここは標準でもよかった?」
家づくりは、未来の自分との共同プロジェクトです。
劣化は避けられません。
ですが、劣化の「進み方」はコントロールできます。
初期段階で点検すれば少額で済む。
進行してからでは高額になる。
これは住宅リフォームで本当によくあるケースです。
これから家を建てる方は「20年後」を想像しながら素材と性能を選ぶことが大切です。
今まさに築年数が経過している方は、違和感を感じたタイミングで早めに相談しましょう。
それだけで、将来の出費とストレスは大きく変わります。




コメント