吹き抜けのある家で、光と風を感じる暮らしを
- ISK 工房

- 11月13日
- 読了時間: 4分

開放感とぬくもりが共存する住まいの魅力
家の中心に「吹き抜け」を設けるだけで、暮らしの印象は驚くほど変わります。
リビングやダイニングの上部に広がる大空間は、光を取り込み、風を通し、家全体に伸びやかな開放感をもたらします。
吹き抜けは単なる構造的な工夫ではなく、家族が自然と集まり、つながりを感じながら過ごすための「舞台装置」のような存在です。
吹き抜けがもたらす、家族のつながりと心地よさ
吹き抜けがある家では、1階と2階の空気と光がゆるやかに行き来します。
リビングにいる家族と、2階で勉強をしているお子さんの気配が自然に感じられる。
そんな「つながりのある距離感」が、安心感と温かみを生み出します。
また、上部から差し込む光が壁や床を柔らかく照らすことで、時間帯によって表情が変わるのも魅力のひとつです。
朝はやわらかく、昼はのびやかに、夕方は穏やかに。
光の移ろいが日々の暮らしを彩ります。
さらに、吹き抜け空間は風の通り道としても優れています。
高窓を設ければ、自然な気流が生まれ、季節の風を感じながら快適に過ごすことができます。

吹き抜けをもっと素敵にする工夫
光と視線のコントロールで快適性を高める
開放的な大きな窓は、明るさと同時に暑さや眩しさも招きます。
緩和するには、軒の出を調整して直射日光を遮り、柔らかい光だけを取り込む設計が効果的です。
ガラス面にはロールスクリーンや縦型ブラインドを組み合わせることで、日差しのコントロールもしやすくなります。
吹き抜けの上部には、転落防止のための手すりやガラスパネルを設けると安心です。
透明素材を使えば、視線を遮らずに光の抜け感を保てます。
安全性とデザイン性、どちらも大切にしたいポイントです。
動線と空間をつなぐ設計
吹き抜けを活かすには、リビング・ダイニング・階段・2階ホールをひとつの流れとして考えることが重要です。
リビング階段を採用すれば、家族が上下階を行き来するたびに自然なコミュニケーションが生まれます。
階段や廊下からリビングが見渡せることで、家全体がひとつの大きな空間として感じられるでしょう。
家具や照明の配置も、空間の抜けを意識して設計することでより広がりを感じられます。
吹き抜けに吊るすペンダントライトや、壁面を照らす間接照明など、光の演出にもこだわると、昼夜でまったく異なる表情を楽しめます。
素材と色で「高さ」を引き立てる
吹き抜けでは、天井や壁の面積が大きくなるため、素材と色のバランスが空間全体の印象を左右します。
明るい白やグレージュを基調にすると、自然光を反射してより開放的になります。
一方で、梁や階段に濃い木目やアイアンを取り入れると、空間に立体感と温かみが生まれます。
吹き抜け上部の壁をあえて異素材にするのも効果的です。
タイルや塗り壁を使うと視線が上に抜け、空間全体に「高さのリズム」が加わります。
吹き抜けを「暮らしの特等席」にする
吹き抜けの魅力を最大限に引き出すには、「ひと工夫」が鍵になります。
2階ホールに小さなカウンターを設ければ、読書や趣味を楽しむ小さな書斎に。
吹き抜け下のリビングには観葉植物を飾り、上からの自然光を浴びせると、まるで屋外のような心地よさに包まれます。
また、吹き抜け上部に開閉式の窓を取り付ければ、風の通り道ができ、夏でもエアコンに頼りすぎない暮らしが可能になります。
こうした工夫が、日々の生活に「小さな贅沢」を加えてくれるのです。

まとめ:光と風をデザインする住まいへ
吹き抜けのある住まいは、単なる高天井の空間ではありません。
そこには、光と風、そして家族の声や笑顔が行き交う「豊かな時間」が流れています。
設計の工夫次第で、デザイン性・機能性・快適性をすべて兼ね備えた理想の住まいが実現できます。
ISK工房では、吹き抜けを活かした住宅デザインや採光・通風計画、構造バランスまで考慮したプランをご提案しています。
デザインだけでなく、断熱性やメンテナンス性など長く快適に暮らすための工夫も含めてサポートいたします。
吹き抜けのある家で、光と風を感じる暮らしを、私たちと一緒に叶えませんか?





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