庭を駐車場にする方法|費用相場・工事の流れ・失敗しないポイント
- ISK 工房

- 2023年4月18日
- 読了時間: 6分
更新日:4月21日

「お庭に駐車場を作りたい」と考える方は多く、また、ほとんどの場合は駐車場にすることが可能です。
ただし、土地の状況や既存の外構によって工事内容や費用は大きく変わるため、事前にポイントを押さえておくことがとても重要です。
この記事では、
「何から始めればいいかわからない」
「費用がどれくらいかかるのか不安」
「できるだけ失敗したくない」
このようなお悩みをお持ちの方に向けて、庭を駐車場にする流れ・費用・注意点をわかりやすく解説します。
工事の流れ
庭を駐車場にする工事は、一般的に以下の流れで進みます。
① 既存物の撤去
植木・庭石・ブロック・フェンスなどを撤去します。
この工程で意外と費用差が出やすく、撤去物が多いほどコストがかかります。
② 掘削・整地
土を掘り下げ、駐車場として適切な高さ・勾配に調整します。
この「高さ設定」と「水勾配」が仕上がりを大きく左右する重要な工程です。
③ 砕石敷き・転圧
砕石を敷き詰め、専用機械でしっかりと転圧します。
この下地が弱いと、後々コンクリートのひび割れや沈下の原因になります。
④ 型枠・鉄筋組み
コンクリートを流し込むための枠を設置し、内部に鉄筋を組みます。
見えなくなる部分ですが、耐久性に直結する非常に重要な工程です。
⑤ コンクリート打設
コンクリートを流し込み、表面を均して仕上げます。
仕上げ方法(刷毛引き・金鏝仕上げなど)によって、見た目や滑りにくさが変わります。
*刷毛引き:ハケビキ、金鏝:カナゴテ
⑥ 養生期間
打設後すぐに使用できるわけではなく、一定期間しっかり固める必要があります。
一般的には2〜3日で軽い使用、1週間程度で通常使用が可能になります。
一見シンプルな工事に見えますが、実際には「水はけ」や「耐久性」がしっかり計画されたプロならではの工事内容です。
特に、水勾配が不適切な場合は水たまりの原因となり、下地処理が甘いと数年でひび割れや沈下が発生することもあります。
そのため、見えない部分こそ丁寧に施工するのがポイントです。
費用
気になる費用ですが、目安としては以下の通りです。
⚫︎ 駐車場1台分(コンクリート)
約30万円〜50万円前後
※あくまで一般的な目安であり、現地状況によって大きく変動します
費用が変動する主な要因:
・撤去するものが多い(庭木・石・ブロックなど)
→ 解体・処分費が加算されます。
・高低差がある土地
→ 土留めや追加工事が必要になる場合があります。
・搬入経路が狭い
→ 重機が使えず、人力作業が増えるため費用が上がります。
・地盤が弱い
→ 砕石の増量や地盤改良が必要になるケースがあります。
・排水処理が必要な場合
→ 側溝や排水設備の設置が必要になることがあります。
また、お客様としてはつい嬉しくなってしまうポイントでもありますが、「安すぎる見積もり」には注意が必要です。
例えば、
・砕石の厚みが不足している
・鉄筋が入っていない、または簡易的
・水勾配が考慮されていない
このような施工は、初期費用は抑えられても数年後に「ひび割れ・沈下・水たまり」といった不具合につながる可能性があります。
駐車場は毎日車が乗る場所のため、見た目以上に「下地の強さ」と「施工精度」が重要です。
そのため、単純な価格だけで比較するのではなく、施工内容までしっかり確認することが大切です。

失敗しやすいポイント
庭を駐車場にする際、意外と多い失敗がこちらです。
⚫︎ 駐車スペースがギリギリすぎる
→ 実際に使いにくくなるケースが多いです。
図面上は問題ないように見えますが、実際には
・ドアの開閉スペースが足りない
・乗り降りしづらい
・荷物の出し入れが不便
といった不便さにつながることがあります。
特に、軽自動車から普通車・ミニバンへ乗り換えた際に「狭くて使えない」というケースも存在しています。
将来の車種変更も見据え、余裕を持った設計が重要です。
⚫︎ 水はけ(勾配)を考えていない
→ 雨の日に水たまりができてしまいます。
コンクリートは平らに見えても、実際には水を流すための「勾配(傾き)」をつける必要があります。
この設計が不十分だと
・水たまりができる
・滑りやすくなる
・汚れが溜まりやすくなる
といった問題が発生します。
見た目では分かりにくいですが、プロの設計力が出る非常に重要なポイントです。
⚫︎ 安さだけで業者を選ぶ
→ キレイで使いやすいのは最初だけ。
後々ひび割れや沈下のケースもあります。
価格だけで判断してしまうと、見えない部分の施工が不十分な場合があります。
例えば、
・砕石の厚みが不足している
・転圧が不十分
・鉄筋が入っていない、または簡易的
・コンクリートの厚みが薄い
こうした施工は、施工直後はキレイに見えても、数年以内に「ひび割れ」「沈下」「ガタつき」が発生する可能性があります。
結果的に、補修や再工事で余計な費用がかかることも考えられます。
⚫︎ 地盤や下地を軽視している
→ 長期的なトラブルにつながります。
駐車場は車の重さが常にかかるため、「下地の強さ」が非常に重要です。
特に、もともと庭だった場所は土が柔らかく締まっていないケースも多く、適切な下地処理をしないと沈下の原因になります。
見えない部分ですが、耐久性を大きく左右するポイントです。
⚫︎ 生活動線を考えていない
→ 使い勝手が悪くなります。
駐車場は車を停めるだけでなく、日々の動きとセットで考えることが重要です。
例えば、
・玄関までの動線が遠い
・雨の日に濡れる動線になっている
・自転車や物置との干渉
こういった点を考慮していないと、使いにくさを感じる原因になります。
駐車場は毎日使うため、使いやすさと耐久性がとても重要です。
そしてこれらの失敗しやすいポイントの多くは、工事前の設計・計画段階で防げるものです。
長く快適に使えるようにしっかり計画することが大切です。
よくあるご質問
Q. DIYで駐車場は作れますか?
A. 小規模であれば可能ですが、コンクリート施工は専門的な技術が必要なため、耐久性を考えると業者への依頼がおすすめです。
Q. 工事期間はどれくらいですか?
A. 内容にもよりますが、一般的には3日〜1週間程度が目安です。
Q. コンクリートはすぐ使えますか?
A. 打設後、通常2〜3日程度で軽い使用が可能ですが、完全に固まるまでは約1週間ほどかかります。
さいごに
駐車場工事は、土地の状況や周辺環境によって最適な施工方法や費用が大きく変わります。
そのため、正確なご提案には現地確認が不可欠となります。
ISK工房では、現地調査およびお見積もりを無料にて承っております。
お気軽にお問い合わせください。





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