トイレ空間を一から考える際、便器選びは欠かせない項目です。
現代では、おしゃれな空間づくりの観点から、見た目がスマートなタンクレストイレが注目を集めています。
見た目だけでなく、節水効果やお手入れの簡単さが、タンク式トイレに比べて優れていると言われており、そういう意味でも人気を高めています。
しかし、タンク式トイレもかなりの進化を遂げており、タンクレストイレと比べられていた部分の差も小さくなっています。
そこで今回は、タンクレストイレとタンク式トイレを選ぶ際のポイントをまとめてみました。
(左:TOTO株式会社 ネオレスト CES9820L#NW1 右:ピュアレストEX CS400B#NW1、SH400BA#NW1)
デザイン性
まず見た目は、大きな違いと言えます。
画像左がタンクレストイレ、右がタンク式トイレです。
タンクレストイレは、タンクがない分、すっきりした見た目になっていますね。
また、タンクがない分、大きさも小さいので、トイレ空間を広く見せられます。
節水効果
タンクレストイレとタンク式トイレでよく比較されるのが、使用する水量です。
従来、タンク式トイレは、1回の洗浄に約13ℓの水が使用されていました。
一方で、タンクレストイレは、1回約3ℓ〜5ℓであり、水量がかなり節約されていることがわかります。
しかし、現代のタンク式トイレでは、1回の洗浄に使われる水量は従来よりも少なくなっています。
例えば、こちらの画像は、TOTO株式会社のピュアレストEXですが、大4.8ℓ・小3.6ℓの水量で洗浄可能なのです。
(LIXIL:プレアスLSタイプより)
お手入れが楽
タンクレストイレは、汚れがつきにくい素材が主流なので、お手入れが楽と言われています。
タンク式トイレに比べて形状がシンプルで、またタンクがない分お掃除範囲は少ないですよね。
実際、タンクレストイレにしたらお掃除が楽になったという感想を発信している方もいらっしゃいますし、タンク式トイレのお掃除でも平気という方もいらっしゃいます。
もし、現在タンク式トイレを使用していて、お手入れに大変さを感じているなら、タンクレストイレの方がストレスが少ないかもしれません。
停電時の対応
タンク式トイレが、停電時でも流せるのに対し、タンクレストイレの場合は通常流すことができません。
基本的にバケツで水を送り込む必要があります。
タンクレストイレを採用した場合には、あらかじめ採用したトイレの公式ページなどで停電時の対応を確認しておいた方が良さそうです。
(TOTO株式会社 ネオレスト:左 CES9820K#NW1 右 CES9820L#NW1)
手洗い場の有無
タンク式トイレでは、タンク上に手洗い場を設置するか否か選択できますが、タンクレストイレの場合は、手洗い場を別に設ける必要があります。
そのため、タンクレストイレを採用した場合、トイレ空間内に手洗い場を設置していることが多いです。
しかし、洗面所が隣接していれば、改めてトイレ空間内に設けなくても問題ない場合もありますし、必ずしもセットで考えなければならないということでもありません。
また、タンク式トイレのタンク上に手洗い場を設けたとしても、実際には使用していないご家庭も多くあり、また、小さなお子様がタンク上には手が届かないことも考えられます。
タンク上の手洗い場の設置は、タンク式トイレならではのメリットですが、実際の使用頻度や家族構成によって、あった方が良いのか、なくても大丈夫なのか検討してみてくださいね。
(TOTO株式会社:左 GG1CES9415PX#NW1 右 GG2-800CES9325PX#NW1)
水圧による設置の可否
タンクレストイレは、水道水の水圧で流す仕組みとなっています。
そのため、水圧が低い場所だと設置できない場合があります。
タンクレストイレをお考えの際には、そもそも設置できるか否かを知っておいた方が良さそうですね。
このようにタンクレストイレとタンク式トイレには違いがあり、採用する際のポイントとなってきます。
金額的には、基本的にタンクレストイレの方が高い傾向ですが、手に取りやすい価格帯のタンクレストイレもありますし、タンク式トイレでもデザインや機能性によっては高級にもなります。
ISK工房でも、トイレのリノベーションは承っておりますので、ご検討の際はお気軽にご連絡くださいね。
Iお客様のご予算、ご要望に合わせた商品のご案内や取り付け作業の提案をいたします♪
Comments