リノベでも叶う!高級感のある家づくり。素材・色・空間の整え方
- ISK 工房

- 10月8日
- 読了時間: 5分
更新日:10月27日

マイホームを建てるときや、フルリフォーム・リノベーションを検討しているとき、「せっかくなら高級感のある家にしたい」と思ったことはありませんか?
高級感は、高価な素材を使えば自動的に出るものではありません。
実は、空間のバランス・素材の組み合わせ・色のトーンといった「整え方」次第で、どんな住まいも上質に見せることができるのです。
同じ素材でも、配置や色の組み合わせ方を工夫するだけで、印象は大きく変わります。
つまり、高級感は「お金をかける」よりも「計画的にデザインする」ことが大切なんです。
今回は、取り入れやすく実践しやすい高級感を出すためのポイントをいくつかご紹介いたします♪

1. カラー(色のトーンを揃える)
まず意識したいのは「色の統一感」です。
人は、色のムラよりも「まとまりのある色」に上質さを感じる傾向があります。
高級感を感じさせる代表的な色には、金属色・ブラック・チャコールグレーなどの低明度カラーがあります。
これらの色は光を吸収し、陰影が生まれるため、落ち着きと重厚感を演出しやすいのが特徴です。
ただし、ホワイトやグレーでも「色数を抑えて統一」すれば、十分に上品な印象に仕上がります。
例えば、白をベースにグレーとウッド調を少し加えるだけでも、ナチュラルで高級感のある雰囲気を作れます。
外観では、外壁・屋根・サッシの色を2色以内でまとめるのが基本です。
同系色でまとめると立体感が引き立ち、遠目から見ても洗練された印象になります。
内装では、壁・床・建具のトーンを合わせて、空間にグラデーションを持たせると、深みのある上質さが出ます。
真っ白よりも、ややくすんだホワイトやグレージュを選ぶと、光の変化にも馴染みやすく、大人っぽい落ち着きを演出できます。
また、照明の色味(電球色・昼白色など)によっても見え方が変わるため、「光を含めた全体のトーン設計」を意識することが大切です。
照明の色温度を少し抑えるだけで、同じ空間でもぐっとラグジュアリーな印象になります。
2. フォルム(形を整える)
高級感のある空間づくりでは、「直線を意識したデザイン」が効果的です。
高級ホテルや上質な住宅では、余計な装飾を省き、ラインを揃えたシンプルな形が多く使われています。
「スッキリしているのにどこか洗練されている」と感じるのは、このラインの美しさによるものです。
例えば、
サッシや建具の高さを揃える。
天井と照明のラインを一直線に通す。
造作家具のラインを壁と合わせて一体感を出す。
といった小さな工夫だけでも、空間全体が整い、自然と上質な印象に仕上がります。
また、複数の色や素材を組み合わせたい場合も、フォルムを直線的にまとめることで重厚感を保ちやすくなります。
曲線や装飾を多用するとカジュアルになりやすいため、住宅で「落ち着き」や「高級感」を出したいときは、ラインの通りを意識した設計がポイントです。

3. 空間(開放感と余白)
内装で高級感を出す最大のポイントは、「余裕のある空間設計」です。
人は「余白」や「抜け感」に上質さを感じやすい傾向があります。
つまり、高級感とは「どれだけ詰め込むか」ではなく、「どれだけ引き算できるか」で決まります。
リビングを広く取るのはもちろん、
仕切りをガラスや格子に変える。
吹き抜けやスケルトン階段を採用する。
建具の高さを天井まで伸ばして縦ラインを強調する。
といった工夫で、視線が抜ける開放感を演出できます。
また、生活感を抑えることも高級感には欠かせません。
壁面収納や扉付き収納を活用して「見せない収納」を意識すると、空間全体がスッキリと整い、自然と上質な印象になります。
家具やインテリアの配置もポイントで、余白を残すようにレイアウトすることで「ゆとりある暮らし」を感じさせます。
余白のある空間は、掃除がしやすく、生活動線もスムーズになるなど、実用面でも多くのメリットがあります。
「ただ広くする」だけでなく、どう見せるか・どう暮らすかまで考えた設計が、真の高級感につながります。
4. 素材(質感のコントラスト)
素材選びも、高級感を左右する大きなポイントです。
空間に奥行きや上質さを感じさせるには、「質感のコントラスト」を意識することが重要です。
例えば、
天然石や大理石調タイルなどの硬質素材。
木目のある無垢材フローリング。
エコカラットやタイルなどの凹凸素材。
これらをバランスよく組み合わせると、光の反射や陰影が美しく映え、単調になりがちな空間に表情が生まれます。
素材自体が高価である必要はないことがポイントです。
同じ素材でも、
触ったときに質感が感じられるもの。
色味やトーンを空間全体で統一する。
といった選び方をするだけで、ぐっと上質な印象に仕上がります。
また、壁や床、家具の素材を一体感のあるトーンで揃えると、空間にまとまりが生まれ、ラグジュアリーな雰囲気がさらに際立ちます。
小さな面積でも質感を意識した素材を取り入れると、全体の印象が格段に変わるため、アクセント使いでも十分効果的です。

まとめ:上質さは「バランス」から生まれる
高級感のあるお家づくりは、「色」「形」「空間」「素材」のバランスを整えることが大切です。
一つひとつの要素を丁寧にデザインすることで、シンプルな素材でも、どんなお住まいも上質で落ち着いた雰囲気に変わります。
ちょっとした工夫や配色、素材の組み合わせ方で、暮らしの質感や居心地も格段にアップします。
ISK工房では、空間デザイン・素材選び・照明計画までトータルでご提案いたします。
お客様のご予算やライフスタイルに合わせて、「上質で居心地の良い住まい」を一緒にカタチにすることが可能です。
どの素材を選べばよいか迷っている方、空間の見せ方でお悩みの方も安心してご相談ください。
理想の暮らしを実現する第一歩として、まずはお気軽にお問い合わせください♪





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